目次
はじめに
どれだけ立派な文章を書いても、読み手に刺さらなければ評価にはつながりません。ESは「文章力」ではなく、「説得力」と「共感」が求められる書類です。
今回は、人事担当者・面接官が思わず“会ってみたい”と感じるESの書き方5つのポイントを紹介します。
人事に評価されるES作成のポイント5選
1. 目的意識を明確に伝える
その企業を志望する理由は、「なんとなく」では通じません。
- 自分の価値観・将来の目標
- 企業の理念や事業との共通点
この2点をつなげて、「なぜこの企業でなければいけないのか」を論理的に示しましょう。
2. 原体験に基づいたエピソードを書く
「頑張りました」だけでは伝わりません。具体的なエピソードを通じて、“あなたにしかない経験”を伝えることが重要です。
- どんな場面で
- どんな課題に直面し
- どう乗り越えたのか
そしてその経験が、企業にとってどんな価値になるのかまで示せると、説得力が大きく増します。
3. 自分の強みと企業のニーズを結びつける
自己PRでは、「私の強みは○○です」だけでは不十分です。その強みが、
- 企業が求めている人物像とどう重なるのか
- 入社後にどう活かせるのか
を明示することで、「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるESになります
4. 課題解決の経験を伝える
企業が重視するのは、“問題が起きたときにどう動けるか”。
- 自分が直面した課題
- どのように気づき、行動したか
- 結果としてどう変化が起きたか
こうした「自分の行動と思考プロセス」を含む経験談は、社会人としてのポテンシャルを示す材料になります。
5. 読みやすさ＝伝わりやすさ
どれだけ内容が良くても、読みにくい文章は読まれません。
- 結論から述べる
- 文を短く、明確に
- 段落分けや行間も意識する
採用担当者は、毎日何十枚ものESを読みます。一目で内容が伝わる構成・表現を心がけましょう。
自己PRテンプレート（構成例）
例：私の強みは、どんな困難にも粘り強く取り組む力です。
② 背景・原体験
例：大学4年間、アメリカンフットボール部に所属し、週6日の練習と学業を両立してきました。
③ 困難・工夫・行動
例：最終学年で主将を務め、勝てなかったチームを立て直すために自主ミーティング制度を導入しました。
④ 結果・得られた学び
例：結果として、目標だった県大会出場を果たし、周囲を巻き込むリーダーシップの重要性を学びました。
⑤ 入社後への活かし方
例：御社でも、状況に応じて柔軟に考え行動し、チームを支える存在になれると考えています。
ESチェックリスト（簡易版）
以下の項目に○がつけば、あなたのESは「伝わるES」に近づいています。
【ESチェックリスト（YES&NO）】
✔️ 志望理由が「企業の強み」ではなく「自分との接点」で語られているか？
✔️ 自己PRに原体験・具体的なエピソードが含まれているか？
✔️ 自分の強みが、企業が求める人物像とつながっているか？
✔️ 1文が長くなりすぎず、簡潔で読みやすい文章になっているか？
✔️ 書いた内容を“面接でそのまま話せる”レベルで言語化できているか？
まとめ
ESは、「自分の魅力」と「企業のニーズ」をつなぐプレゼン資料のようなものです。
以下を意識するだけで、グッと印象が変わります。
- 志望理由に“あなたらしさ”があるか
- 強みや経験に具体性があるか
- 読みやすく、伝わりやすいか
はじめに エントリーシート、適性検査を突破したら、いよいよ面接。緊張するのは当然ですが、基本の“意識すべきポイント”を押さえるだけで、印象...
書けないときは、相談から始めましょう。
「書きたいことがうまくまとまらない」
「自分の経験って価値あるのかな？」
──そんなご相談も大歓迎です！
まず誰かに話してみることが近道です。ESの壁を一緒に乗り越えましょう。
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